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Smart MCP Server 機能

サポートについて

サンプルデモ動画の視聴、機能のデモンストレーション、チュートリアルのサポート、導入検討のための情報収集、実装に関する技術相談をご希望の方は、以下のサポート申請フォームよりお問い合わせください。

Smart MCP Server by SaaSus Platform サポート申請フォーム

Smart MCP Server機能とは

Smart MCP Server機能は、Smart API Gateway機能で公開したAPIを、Model Context Protocol(MCP)サーバーとして自動的に提供する機能です。AIエージェントやLLM(大規模言語モデル)がAPIを直接呼び出すことができるリモートMCP Serverを、Smart API GatewayによるAPI公開と連携して利用できるようになります。これにより、既存のAPIをAIエージェントが利用可能な形式で即座に提供し、AI駆動のアプリケーション開発を加速させることができます。

機能概要

自動MCP Server展開

  • 同時展開: Smart API GatewayでAPIが公開されると、MCP Serverも自動的に同時展開されます
  • 追加設定不要: Smart API Gateway機能の設定を完了するだけで、MCP Serverの設定は不要です
  • スキーマ更新: API定義の変更が自動でMCP Serverに反映されます

対応AIサービス

現在、以下のAIサービスでSmart MCP Server機能を検証できます:

OpenAI Playground

  • 対応状況: ✅ 動作確認済み
  • 利用方法: Toolsから、MCP Serverとして追加
  • 注意事項: 有償のOpenAIアカウントが必要です

チュートリアル

概要

所要時間: 約15〜20分
前提条件: Smart API Gateway機能でAPIが公開済みであること

重要な前提条件

このチュートリアルを開始する前に、Smart API Gateway機能でAPIが公開済みである必要があります。
まだ設定が完了していない場合は、先にSmart API Gateway機能の設定手順を完了してください。

📋 Smart MCP Server機能 チュートリアル(クリックして展開)

このチュートリアルでは、Smart API Gateway機能で公開したAPIを、AIサービスが利用できるMCP Serverとして設定する手順を説明します。


Step 1: MCP Server エンドポイントの確認

  1. SaaS開発コンソールにログインします
  2. 左側のメニューから Smart API Gateway を選択します
  3. APIが公開されている状態であることを確認します
  4. 画面をスクロールすると以下の情報が表示されますので控えてください:
  • MCP Server エンドポイント: AIサービスが接続するためのエンドポイント

smart-mcp-server-tutorial-2


Step 2: API Keyの確認

  1. SaaS運用コンソールにログインします
  2. 左側のメニューから ユーザー管理 を選択します
  3. 特定のユーザーのActions列の APIキー管理ボタン を押下します
  4. ダイアログでAPIキーが表示されますので控えてください(もし未発行の場合は、新しく発行してください)

smart-mcp-server-tutorial-3

Step 3: OpenAI Playgroundの利用準備

重要な注意事項

OpenAI Playgroundの利用には有償のOpenAIアカウントが必要です。無料アカウントでは利用できません。
また、API呼び出しごとに利用料金が発生しますので、予算設定等の適切な管理を行ってください。

OpenAIアカウントの準備

このステップでは、OpenAI Playgroundを利用するための前提条件を確認し、必要なアカウント設定を行います。

1. OpenAIアカウントの作成・ログイン

  1. OpenAI Platform にアクセスします
  2. 「Sign up」からアカウント作成画面に移動します
  3. メールアドレス、パスワードの必要な認証情報を入力してメール検証を行います
  4. 氏名と生年月日、Organization name、What best describes you?を入力してください
  5. Invite your team、Make your first API callはお客様の状況に合わせて入力してください
  6. Add some API creditsは後ほど設定するので、「I'll buy credits later」を押下してください

以上で登録は完了です。

2. 支払い方法の設定(必須)

重要

OpenAI Playgroundを利用するには、支払い方法の設定が必須です。

  1. OpenAI Platformにログインします
  2. 右上のアカウントアイコンを押下して、表示された「Your Profile」を選択します
  3. サイドメニューから、「Billing」を選択します
  4. 「Add payment details」から有効なクレジットカードを追加し、クレジットをチャージします

3. OpenAI Playgroundへのアクセス確認

  1. OpenAI Playground にアクセスします
  2. チャット画面が正常に表示されることを確認します
  3. 簡単なメッセージを送信して利用可能であることを確認します

Step 4: AIサービスでの動作検証

備考

現時点では、OpenAI Playgroundでの動作検証のみサポートしております。

OpenAI Playground

  1. OpenAI Playground にアクセスします
  2. Tools セクションで Create... をクリックします
  3. MCP Server を選択します smart-mcp-server-tutorial-4
  4. Add New を選択します smart-mcp-server-tutorial-5
  5. 表示されたフォームにそれぞれ値を入力します:
  • URL : 控えておいたMCP Serverエンドポイント
  • Label : 任意のラベル
  • Authentication : Custom headers を選択
    • キー : x-api-key
    • 値 : 控えておいたAPIキー** smart-mcp-server-tutorial-6
  1. Connectを押下します
  2. 成功するとToolsに利用可能なAPI一覧が表示されます  smart-mcp-server-tutorial-7
  3. Addを押下します
  4. Tools セクションに追加したMCP Serverが表示されていることを確認します  smart-mcp-server-tutorial-8

Step 5: AIサービスからのAPI呼び出しテスト

OpenAI Playground

  1. チャットで、「(MCP Server名)でできる操作を教えて」と入力します smart-mcp-server-tutorial-9
  2. 「特定テナントの在庫情報を取得できる」と返答があったので、インベントリIDを提示して在庫情報を取得するように指示をします
  3. 呼び出すAPIと「Approve」ボタンが表示されたら押下します smart-mcp-server-tutorial-9
  4. 期待したレスポンスであるか確認します smart-mcp-server-tutorial-10

Step 6: エラーのトラブルシューティング

よくある問題と解決方法

1. MCP Serverに接続できない

症状: AIサービスがMCP Serverに接続できない

解決方法:

  • API Keyが正しく設定されているか確認する
  • ネットワーク接続を確認する

2. API呼び出しが失敗する

症状: MCP Server経由でのAPI呼び出しがエラーになる

解決方法:

  • Smart API Gateway機能で公開したAPIが正常に動作するかをMCP Serverを経由せずに確認する
  • API Keyの権限設定を確認する
  • スロットリング制限に達していないか確認する

3. ツールが表示されない

症状: AIサービスでツールの一覧が表示されない

解決方法:

  • Smart API Gateway機能でAPIが正常に公開されているか確認する
  • ブラウザのキャッシュをクリアしてから再試行する

まとめ

このチュートリアルでは、Smart MCP Server機能を使用してAPIをAIサービス向けに公開する方法を学習しました。

完了した内容

  • MCP Serverエンドポイントの確認
  • AIサービス(OpenAI Playground)での接続設定
  • API呼び出しのテスト
備考

Smart MCP Server機能に関するご質問やサポートが必要な場合は、サポート申請フォームからお問い合わせください。