SaaSus Platform ユーザー一括登録手順
概要
CSVファイルから複数のユーザーを効率的に一括登録する手順書です。複数テナント・複数ロールの組み合わせに対応し、必要なリソースの自動作成も含めて完全自動化されています。
前提条件
- SaaSus API MCP Serverが設定済みであること
MCP Serverへの依頼文言
基本的な依頼文
users.csvファイルを読み込んで、SaaSus API MCP Serverを使用してユーザーの一括登録を実行してください。
【重要】以下の処理をすべて自動で実行してください:
1. CSVファイルの読み込み
- email: メールアドレス(必須)
- tenant_name: テナント名(必須、複数テナントの場合は行を分ける)
- role: ロール(必須、単一ロール、複数ロールの場合は行を分ける)
- env: 環境ID(必須)
- name: 名前(属性として設定、オプション)
- カスタム属性: envより右の列はすべてカスタム属性として扱う(オプション)
2. 必要なリソースの確認とバリデーション(効率化処理)
- CSVヘッダーのカスタム属性(name含む)が定義されているか確認し、存在しない場合はCSV読み込み時点でエラー
- 各行について以下の順序でチェックし、スキップが確定した時点で他の項目はチェックしない:
1. テナント名が存在するか確認し、存在しない場合はその行をスキップ
2. ロールが存在するか確認し、存在しない場合はその行をスキップ
3. 環境IDが存在するか確認し、存在しない場合はその行をスキップ
3. ユーザーの一括登録
- 事前処理: CSVファイル全体を読み込み、バリデーションを実行してからemailごとにデータをグループ化
- ユーザー作成: 各emailについて初回出現時にSaaSユーザーを作成(パスワードなし、メール通知)
- テナント処理: 各emailの各テナントについて初回出現時にテナントユーザーを作成し、name属性を設定
- ロール処理: 各行ごとに指定されたロールを割り当て
- 環境設定: CSVのenv列で指定された環境でロール割り当てを実行
- 重複回避: 既存のSaaSユーザー・テナントユーザーは作成をスキップし、ロール追加のみ実行
4. 結果の報告
- 処理されたCSV行数と成功/スキップ/失敗の詳細
- スキップされた行の理由(存在しないテナント、ロール、環境ID)
- 登録成功したユーザーの詳細
- エラーがあった場合の詳細情報
すべての処理を自動で実行し、最後に詳細なレポートを提供してください。
CSVファイル形式
ファイル構造
email,tenant_name,role,env,name
user1@example.com,company_a,admin,3,田中太郎
user1@example.com,company_a,user,3,田中太郎
user2@example.com,company_a,user,3,佐藤花子
user3@example.com,company_b,user,3,鈴木次郎
user4@example.com,company_a,user,3,山田三郎
user4@example.com,company_a,viewer,3,山田三郎
user5@example.com,company_b,admin,3,高橋美咲
user5@example.com,company_a,user,3,高橋美咲
user5@example.com,company_b,user,3,高橋美咲
列の説明
- email: ユーザーのメールアドレス(必須)
- tenant_name: 所属するテナント名(必須、複数テナントの場合は行を分ける、存在しない場合はスキップ)
- role: 割り当てるロール(必須、単一ロール、複数ロールの場合は行を分ける、存在しない場合はスキップ)
- env: 環境ID(必須、存在しない場合はスキップ)
- name: ユーザーの名前(属性として設定、オプション)
- カスタム属性: envより右の列はすべてカスタム属性として扱う(オプション、存在しない属性の場合はCSV読み込み時点でエラー)
複数テナント・複数ロールの扱い
- 複数ロール: 同一ユーザーが複数のロールを持つ場合は、行を分けて記載
- 複数テナント: 同一ユーザーが複数のテナントに所属する場合は、行を分けて記載
- 組み合わせ: 複数テナント×複数ロールの場合は、すべての組み合わせを行で記載